外壁塗装の塗料とは“顔料・添加剤・合成樹脂”の3種類を
混合したものを言います。
顔料は色ツヤ決め、添加剤は塗膜にさまざまな機能を持たせます。
合成樹脂には保護機能に働きます。
その中でも一番重要な成分である合成樹脂には“アクリル合成樹脂”
“ウレタン合成樹脂”“シリコン合成樹脂”“フッ素合成樹脂”の
4種類があります。それぞれについて、特徴をみてみましょう。
■アクリル
・耐久年数:約5~8年
コストと施工性に優れ、コストも低く抑えられますが、
耐久年数が短く、数年おきでのメンテナンスが必要です。
高級塗料の出現により、最近ではあまり使用されません。
■ウレタン
・耐久年数:約8~10年
塗膜に光沢と伸縮性があります。耐久年数が短く、
変色の可能性があるため、こまめな塗り替えが必要です。
コストと性能のバランスは良いとされます。
■シリコン
・耐久年数:約12~15年
塗膜に光沢と弾性があり、手触りも良い塗料です。
外壁塗装の高級グレードとされます。
耐久性もある程度あり、現在、最も使用されています。
■フッ素
・耐久年数:約15~20年
光沢感があり、防汚性も良いと塗料です。
耐久年数は最も長期ですが、コストが高いのが難。
塗膜が硬いため、ひび割れが懸念されます。
同じ塗料でも、各メーカーやグレードの違いにより、
耐久年数に幅が生じます。
また、塗布した壁の部位によっても、劣化年数は変わってきます。
上記は、塗替えの目安としてお考え下さい。